【岡部企画】1972年から1981年の作品 /  これまでの作品メニュー
 1972年
 1972年12月23日(土)〜26日(火)
 「真田風雲録」
 下落合・俳協ビル2階
 1975年
 「倭人伝」 青年座劇場
 1975年12月2日(火)〜6日(土)
 1975年12月7日(日)・14日(日)(マチネのみ)
 「倭人伝外伝」 青年座劇場
 1975年12月7日(日)〜14日(日)
 1976年
 1976年8月18日(水)〜24日(土)
 「トンテントン」
 「さすらいよあれがぼくの風だ」
 太陽神館
 1976年12月22日(水)〜26日(日)
 「新撰組異聞 −われ心情の翼にのりて−」
 俳優座劇場(六本木)
 1977年
 1977年6月28日(火)〜7月2日(土)
 「創生記」
 赤坂 O・A・Gホール
 「牙よただ一撃の非情を生きよ」
●東京公演  1977年11月29日(火)〜12月4日(日)
 赤坂 国際芸術家センター
●名古屋公演  1977年12月8日(木)〜12月10日(土)
 7ツ寺共同スタジオ
 1978年
 「倭人伝」
●東京公演  1978年4月14日(金)〜17日(月)
 千石 三百人劇場
●九州公演
 1978年5月13日(土) 伊万里市民会館
 1978年5月14日(日) 松浦市民会館
 1978年11月6日(月)〜15日(水)
 「日輪」
 赤坂 国際芸術家センター
 1979年
  1979年1月22日東京新聞(夕刊)「それぞれの松浦」
 1979年7月5日(木)〜15日(日)
 「松浦今昔物語」
 文芸坐ル・ピリエ
 1980年
 1980年4月4日(金)〜11日(金)
 「命ででん伝」
 三百人劇場(千石)
 1980年7月18日(金)〜27日(日)
 「精霊流し」
 アートシアター 新宿
 1980年8月7日(木)〜13日(水)
 「倭人伝」
 新宿 紀伊國屋ホール
 1981年
 1981年7月28日(火)〜8月4日(火)
 「肥前松浦兄妹心中」
 新宿 紀伊国屋ホール
 1981年11月14日(土)〜26日(木)
 「冬と刺青」
 新カフェテアトロ新宿もりえーる
「修羅場にて候」
◎1981年5月・毎日新聞
閉塞状況の若者を描く
なぜ若者たちは暴力に走るのかー社会の底流でどす黒く渦巻く“怒り”を、舞台に託して噴出させようという、岡部耕大作・演出の力作である。東京のとあるボクシング・ジム。この演劇空間には、本物そっくりのリングが作られ、その中、あるいは周囲を十分に活用して、ドラマは進行する。劇画的な場面、叙情的なセリフを織り交ぜて、観客を引き付けていく手法を手際がいい。現代社会の、外側からではうかがい知ることができない部分を、内側から照射することに成功した佳作である。

◎1981年6月・読売新聞
自前で一か月公演に踏み切ったのは、劇団「空間演技」で、東京・新宿のカフェテアトロ・新宿もりえーるで「修羅場にて候」を上演した。 冒頭の若者たちのシャドーボクシング・シーンは、やり場のない怒りをたたきつけて感動的であった。