公演写真
新宿ムーラン・ルージュ
        赤い風車の回る劇場(こや)
公演日:2019年9月29日(日)〜10月2日(水)
劇場 :新宿紀伊國屋ホール


時代は昭和26年5月、新宿の小劇場「新宿ムーラン・ルージュ」から始まります。
本編の女主人公畠山福子(39歳)が、マスターの佐々木千里(60歳)と対峙しています。
舞台からは、踊り子が唄い踊る声が聞こえています。福子はマスターの佐々木千里の経営方針に反発して踊り子を辞めるといっています。
千里は福子がムーラン・ルージュを辞める原因のひとつは「有楽町に日劇ミュージックホールという踊り子がショーを唄い踊るレビューが誕生することではないか」と勘繰っています。
「軍艦マーチ」が流れるパチンコ屋では、雑誌記者の竹上誉(44歳)が「玉が出ない」と癇癪を起しています。女流カメラマンの林智恵(25歳)は新宿御苑の福子の自宅での取材をせっつきます。
福子は、新宿御苑の自宅を稽古場にして、日舞のお師匠さんをやっています。昭和27年春、歌舞伎町裏の藤堂瀧子(30歳)のアパートでは、ルパシカを着た横山大輔(32歳)が回す蓄音機で、焼酎の一升瓶をラッパ飲みしながら踊る踊り子の瀧子が、早稲田大学学生で日本文学を専攻している西浦英二(20歳)、日本橋の大店の卸問屋の御曹司柳沢勉(20歳)、舶来のミシンのセールスマンの山下純一郎(25歳)、呉服屋の丁稚の柳武(22歳)らに「福子お師匠さんのレビューで、踊りの後にコントをやれ」といいます。
福子を取材する誉と智恵は、福子から複雑な生い立ちを取材します。福子は浅草オペラの踊り子を経て、踊りのお師匠さんになったのでした。
新宿角筈のムーラン・ルージュの楽屋では、踊り子を志望する都田津々子(19歳)を佐々木千里が面接しています。そして「新宿にレビュー劇場を開場する」という佐々木千里の取材を誉と智恵がします。
福子の家では映画のニューフェイスのオーディションに応募したお手伝いさんの立花鈴子(25歳)が「合格した」とはしゃいでいます。
鈴子は、ドラムを叩き歌を唄うような女性です。
福子は浅草の泥鰌屋の佐々木千里の座敷から逃げて来た津々子を匿います。
昭和28年3月、福子は新宿にストリップ劇場を開こうとする佐々木千里を阻止しようとして動きます。
千里に張り合った福子は、レビューとコントの公演を企画します。福子は戦争未亡人です。戦死したご主人は鳥取の大富豪の一人息子でした。ふんだんにある軍資金。
そして、いよいよ福子と千里のレビューとショーによる合戦が始まります。「七人の女侍」。
福子が打った作戦は、だれもがあっと驚く大作戦でした……。
昭和26年から28年の浅草と新宿を舞台に描くこの演劇は、岡部耕大をして「わたしの演劇史の中でも、いままでで一番チームがまとまった。ここまで、よく面白くて凄い連中が揃ったものだ」といわしめるスタッフ、キャストが総力を結集して挑む新作です。
すでに、脚本も完成し、チームは歌と踊り、台詞と人間関係を練り上げる稽古へと突入しました。
乞うご期待です。劇場でお待ちしております。


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